先日、iPhone 15 Proに新しく買い替えをしたのですが、データ移行の不手際で契約しているY!mobileのeSIMを紛失する事件を起こしてしまいました…。
いろいろ調べてみたのですが、Y!mobileの場合はeSIMを紛失した場合の再発行はワイモバイルショップでの有料手続きになるようで、実際に手続きをしてきました。
eSIM紛失の再発行はかなり面倒に…
eSIMは、端末に予め組み込まれた小さなチップに、電話番号などの情報を書き込むというタイプのSIMです。物理的なSIMカードとは異なり、取り外したりすることはできません。
そのため、機種変更などで新しい端末にeSIMの情報を移す場合は「再発行」という形で一定の手続きをする必要があります。再発行は各キャリアのオンラインページ(My Y!mobile等)から ”無料” で手続きが可能です。
しかし、手続きのミスやデータ移行の不手際などでeSIM自体を「紛失(誤って削除)」してしまった場合は大変です。
eSIMの紛失例
- プロファイルの削除
- 確認コードを複数回ミス
誤って削除したなど「紛失」した場合はオンライン上で再発行手続きができず、店頭で本人確認の上、有料手続きとなってしまうのです。
というのも、オンライン上でのeSIM再発行の条件に、そのeSIMが有効な状態で ”回線認証” を実施しなければならないからです。
Wi-Fi通信ではなく、契約している携帯電話回線(5G/4G)の通信で認証(本人確認)する仕組み
紛失した場合はこの ”回線認証” ができません。そのため、店頭にて対面で本人確認の上、再発行手続きとなるのです。再発行にかかる手数料はすべての携帯会社で共通で3,850円(税込)です。
au/UQ mobileなら紛失してもeKYCでオンラインで再発行できる
例外として、au/UQ mobileの場合は、eSIM紛失時における再発行の手続きがeKYCという仕組みを使うことでオンラインでも可能です。
eKYCとは、簡単にいうと「顔写真付きの本人確認書類」と「自分の顔写真」の両方を撮影して、本人確認する仕組みのことです。
この仕組みを使うことで、回線認証がなくともMy au/My UQ mobileでeSIM再発行ができるため、手数料は無料となります!
現状、NTTドコモ/SoftBank/Y! mobileはeKYCによるeSIM再発行は未対応です。早く対応して欲しいですね…。
ワイモバイルショップでeSIM再発行!5分で完了!
Y!mobileのeSIMを紛失した筆者はワイモバイルショップへ赴き手続きをして参りました。
必要な持ち物は本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)とeSIM対応端末があれば大丈夫です。
手続き自体はGINIEという顧客管理システムを使って、新しいアクティベーションコードが書き込まれたQRコードを発行するだけのようで、かかった時間は5分程度でした。
注意点として、発行されたQRコードを読み取る際は契約時の4桁の「暗証番号」が必要ですので、もし分からなければ予め申し出ておきましょう。その場で暗証番号の確認や再登録が可能です。
手数料3,850円はその月利用分の料金と合わせて請求されるため窓口で支払いは不要です。
eSIMの移行は要注意!
eSIMをうっかり削除したりするとどうにもならなくなってしまうので注意が必要です。
物理的なSIMカードであれば、機種変更などの場合、物理的に入れ替えるだけで特別な手続きは不要です。
eSIMはオンラインでの再発行自体も面倒ではありますので、端末を複数持っているなどでよく入れ替える方であれば、SIMカードの方が便利かもしれません!
ちなみに、各社eSIMからSIMカードに変更も可能ですが、こちらも手数料が3,850円かかります。手数料痛いですね…。